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理念

一、主治医制によるオンライン精神科診療を日本に根付かせます。

一、公認心理師資格をもつ精神保健指定医による精神科、心療内科、カウンセリングの垣根を越えた診察を目指します。

一、研究活動を通じた最新の知見と臨床を繋げ、患者様に貢献します。

 

オンライン診察の理由

私院長椿は2022年にカナダ・ハリファックス市のセントメアリー大学に留学しました。

そこで現地の医師たちと交流した際に、コロナパンデミックの期間カナダでは自殺率が低下したという事実を知り衝撃を受けました。(文献1)

知られているように、日本では2020 年の自殺率は 2016−2019 年と比べ全体的に増加し、なかでも若年女性における自殺率が増加しています。(文献2)

カナダでは自殺率が減り、日本では自殺率が増えた理由の一つとして、仮説ではありますが遠隔診療の普及率の違いが挙げられると思います。カナダはもともと遠隔診療の歴史の長い国であり、コロナ渦ではさらに遠隔診療の普及率が4倍になったそうです。(文献3)

一方日本ではまだ遠隔診療の普及率が低く、診療報酬の低さからほとんどのクリニックのオンライン診療は主治医制をとっていません。

私の専門分野である精神科ではとくに主治医制のオンライン診療の提供が必須であり、ひいては日本のオンライン診療の普及に貢献できるはずだと思い主治医制のクリニックを立ち上げました。

オンライン診療を必要としている人たちに、対面診療とかわらない質の高い精神科治療を提供していくことが私のミッションだと思っています。

(文献1) McIntyre RS, Lui LM, Rosenblat JD, Ho R, Gill H, Mansur RB, Teopiz K, Liao Y, Lu C, Subramaniapillai M, Nasri F, Lee Y. Suicide reduction in Canada during the COVID-19 pandemic: lessons informing national prevention strategies for suicide reduction. J R Soc Med. 2021 Oct;114(10):473-479. doi: 10.1177/01410768211043186. Epub 2021 Sep 22. PMID: 34551280; PMCID: PMC8532219.

(文献2)Nomura S, Kawashima T, Yoneoka D, et al. Trends in suicide in Japan by
gender during the COVID-19 pandemic, up to September 2020. Psychiatry Res.
2020;295:113622. doi:10.1016/j.psychres.2020.113622

(文献3)津田 万里ほか. 世界と日本の遠隔診療の現状と遠隔診療に対する学生教育の展望. 医学教育 = Medical education (Japan) / 日本医学教育学会 編. 52(3)=327:2021.6,p.271-277. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I031598636

 

当院のロゴマークについて

大海をゆっくりと泳ぐクジラや空を飛んでいるカモメのように、ゆったりとしたきもちをイメージしました。

 

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